Case 02中継ぎ経営者としてご活躍

後継者候補に対して、ファンド対応を完遂できるよう、数値管理と財務管理、事業計画の策定方法を徹底指導。

中継ぎ経営者

【ご依頼企業様】

紳士革靴メーカーの創業経営者C氏。富裕層向けの革靴の製造(一部オーダーメイドも含む)と販売を行い、その品質の高さで安定的に業績を伸ばしていった。

【ご依頼の経緯】

C氏は現在50代前半で大病を患い、定期的に通院しなくてはならず経営者として続投していくことに不安を感じた。もともと、社長交代を65歳ぐらいと考えており、後継者対策を行っていなかった。

C氏の右腕として活躍をする営業部長のD氏は、社員にも人気があり営業は一流であったが、年齢が30代後半と若く、経営は未経験であり後継者として経験が不足していた。また、C氏には子供がいたが、違う道を選択しており本人も望んでおらず後継者候補として可能性が低かった。

そこで中継ぎ経営者の派遣を依頼する。

【後継者候補】

50代前半の元ベンチャー企業のCFO経験者であるE氏。ベンチャー企業時代に、オーナー経営者と二人三脚で上場を果たした功績を持っており、事業よりのセンスが高かった。

【ご活躍の成果】

E氏は入社してすぐに、ファンド対応ができる管理体制を構築。内部統制の強化を行った。また、今まで、どんぶり勘定であった原価計算と在庫管理に対しては、システムを導入。利益割れを行っていた取引等すべて洗い出しを行っていた。

営業に関しては、後継者候補のD氏を中心に営業方法を改善し、システムを活かして、売上だけでなく、利益管理も行った。またCRMを導入し、顧客フォローと新商品開発に対して優先順位をつけて行うことができるようになった。

後継者育成としては、E氏は、D氏に対して徹底的に数値管理(管理会計)と財務(金融機関対応)、事業計画の策定方法等を教え込み、数か月後には、ファンド対応等をほぼD氏一人で完遂できるようにした。

3年半を経たところで、当初より早くファンドからの株式売却検討先が見つかり、交渉が開始されている。現在、D氏は交渉の場では、名実の共に経営者として活躍しており、交渉内容には、経営者続投を買収の条件の一つとして入れられている。

資産承継だけではなく、多様なアプローチで事業の承継のお手伝いをさせて頂きます。
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